東京大学生産技術研究所70周年記念展示「もしかする未来 工学×デザイン」
Photo by Takumi Ota
国立新美術館内で開催された展示の展示構成とテキストを担当いたしました。東京大学生産技術研究所の70周年記念企画の一環です。これまで制作されたプロトタイプや過去の研究のアーカイブを展示しました。
東京大学生産技術研究所には、100を超える研究室があります。
そこではナノスケールの物理現象から地球環境まで、最先端の色々な研究が進められています。
ここに最近、デザインの研究室が加わりました。
工学とデザインが一緒になり、人と技術のもっと豊かな関わりを探る試みです。
この展示では、そんな研究から生まれた数々のプロトタイプを、
背景に秘められた技術とともにご紹介します。
機械に人の心を読ませてみると、義足に美意識をまとわせてみると、
バスケットボール大の探査機をたくさん海に浮かべてみると……
研究と研究の新しい組み合わせによって、
想像に描いてきた「もしかする未来」の姿が、少しずつ見え始めてきています。
展覧会名:東京大学生産技術研究所70周年記念展示「もしかする未来 工学×デザイン」
会場:国立新美術館3階 展示室3B
会期:2018年12月1日(土)~12月9日(日)(内覧会:11月30日)
入場者数:約10,000人
展覧会URL:https://www.iis.u-tokyo.ac.jp/event/moshikasuru/
プロトタイプ出展:
池内与志穂研究室、今井公太郎研究室、岡部 徹研究室、北澤大輔研究室、佐藤洋一研究室、瀬崎 薫研究室(小林博樹准教授)、竹内昌治研究室、新野俊樹研究室、藤井輝夫研究室、ペニントンマイルス研究室、山中俊治研究室、RCA-IIS Tokyo Design Lab、荒牧 悠、尾崎マリサ
写真出展:Gottingham
主催:東京大学生産技術研究所 企画 東京大学生産技術研究所
70周年記念事業価値創造デザイン展示ワーキンググループ
ディレクション:山中俊治
展示構成:角尾 舞
グラフィックデザイン:三澤 遥、佐々木耕平(株式会社日本デザインセンター 三澤デザイン研究室)
会場構成:五十嵐瑠衣
展覧会タイトル:磯目 健
パネルイラスト:佐々木那保子